【書評】世界No.1コンサルティング・ファームが教える成長のルール

チームや個人の成長についてとてもよく書かれている本、と知人に勧められたので読んでみました。
アクセンチュアの話がメインです。

ビジネス本は月に何冊かは読みます。ただ、会社名が大きく書かれているような本やコンサル系の本はあまり読まないので少しだけ不安(疑いに近い)な気持ちがありました。

しかし、特定の組織だけに当てはまるような話やただ褒め称えるだけの内容ではなく、チームや仕事との向き合い方、自分自身や自分の人生との向き合い方が具体的に書かれていてとても良い本でした。

高い成果を残す人達に共通する要素

本書の中には下記3つの要素が、高い成果を残す人達に共通する要素だと書かれていました。

1.未来を描く「構想力」

常識や慣例にしばられず、情熱と確信をもって未来を描く。思いつきだけではなく、データや情報を集めて決断する。

2.多様な人材を活かせる「人間関係構築力」

自分一人で何かをしようとするのではなく、色々な人を巻き込んで得意不得意をお互いに埋めながら成果を出す。

3.成果を出すまでやりきる「実行貫徹力」

口だけで行動を起こさないのは「口動派」であり大きな成果を残すことはない。構想をいつまでも熟考しているのではなく、すぐに一歩を踏み出してトライ&エラーを繰り返していく。

私の周りで成果を出している人にも共通していることだなと感じました(どれかひとつだけではなく、どの要素もバランス良く持っている)
特に一歩を踏み出してトライ&エラーを繰り返していくのは大切だなと痛感しています(がんばろう…)

個人として成長するのに大切なこと

固定概念をもたず、柔軟な発想をしたり色々な視点を持つこと、コツコツと積み重ねて学ぶということが書かれており、当たり前のことではあるのですが、実際にできているのか?と自分に問いかけるきっかけになりました。

何かを学ぶ時に「こうであるべき」、「こうだろう」と私自身も考えすぎてしまうことがあるのですが、頭をやわらかくしないと、知識の吸収や発想の妨げになるなと、新しい視点を知る度に思います。
UXを学んでいて、固定概念にとらわれないことの大切さをよく感じます。

ひとつひとつの要素がかなり具体的に書かれていて、全て箇条書きにしたい程ためになったので気になった方は是非この本を手にとってみてほしいなと思います。